2021年復活祭 司教メッセージ

Kyo.Prot.N.23/2021
京都教区の皆さんへ

 

2021年復活祭司教メッセージ
「十字架につけられたナザレのイエスは復活された。アレルヤ!」

 主の復活の朝、喜びの叫び声が、イエスの墓から全世界に響きわたります。京都教区の皆さん、主のご復活、おめでとうございます。また、復活節に洗礼の恵みを受けられる新信者の皆さん、受洗、おめでとうございます。ようこそ、京都教区へ。

 昨年の聖週間はパンデミックが始まったので、教会では聖なる典礼も行えず、心から復活祭のお祝いを言い合える雰囲気ではありませんでした。でも、この一年、緊急事態が繰り返えされるなか、出来る範囲でミサを行い、わずかながら活動を続けてきました。京都教区の皆さんは、教会の方針に従い、本当によく耐え、協力してくださいました。ありがとうございました。

 だからこそ、わたしは今年の復活祭は皆さんとともに、いのちの与え主である父なる神と、苦しむ人々に寄り添い、なぐさめといやしを与え続けてくださる復活の主キリストに、感謝と賛美をささげたいと思います。

 教皇フランシスコは「聖ヨセフ年」を宣言し、世界と教会が困難な状況のなかで、教会の保護者聖ヨセフへの愛を深め、その執り成しを祈り、その徳に倣うように呼びかけておられます。コロナ禍でも、聖ヨセフのように、毎日辛抱し、家族と仕事のために働く人、目立たないエッセンシャルワークに従事する人のために、聖人の取り次ぎによって祈りましょう。

 残念ながら、コロナ禍の収束は見えず、また感染が再拡大するようです。京都教区の皆さん、もうしばらく感染防止対策を惜しまず、隣人への愛の行いとして、あらゆる犠牲を捧げましょう。ミサをふたたび自粛するようになっても、『すべてのいのちを守るため』に、わたしたちとともにおられる復活の主イエス・キリストに、忍耐と希望、健康と安全の恵みを祈りましょう。アレルヤ、アレルヤ!

2021年4月3日 復活徹夜祭
カトリック京都司教
✙パウロ大塚喜直

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